平成２０年９月１２日（金），奈良県橿原市の橿原文化会館にて，第３回「元気なら組み込みシステム技術者の養成」フォーラムを開催しました。

　本校は文部科学省科学技術振興調整費による地域再生人材創出拠点の形成事業として昨年度より地元中小企業を対象に技術者養成講座を実施しており，３回目となる今回は中小企業のためのＩＴ化ものづくり戦略を参加者と共に考えることを目的として本フォーラムを開催しました。

　フォーラムではまず，冷水佐壽校長の開会の挨拶の後，奈良県商工労働部の橋田茂次長より挨拶があり，引き続き，豊田高専の仲野巧教授による「中小企業の技術を変革するＩＴ化ものづくりの現状と将来」と題した講演が行われました。その後，名刺交換会が行われ，集まった中小企業の技術者や専門分野を同じくする教育関係者らが名刺交換や歓談を行い，参加者それぞれ，繋がりを深めていました。

　フォーラム後半は，ザイリンクス株式会社の西村憲二マネージャーによる「ＩＴ化ものづくりの成功事例」と題した講演があり，その後，実施実務担当者である奈良高専の土井滋貴准教授から１０月１８日より開講する２回目の「ベーシックコース」の概要説明がなされ，本コースのカリキュラム等についての詳しい説明が行われました。

　質疑応答の場では，技術者が多く参加していたこともあり，講演者らに対し組み込みシステムに関する技術的な質問が活発に行われていました。

●フォーラムの模様

冷水校長の開会挨拶

土井准教授のベーシックコース概要説明

名刺交換会で歓談する参加者たち

木村副校長の閉会挨拶